プロバイダーのDNSを指定していると貴方のWebアクセス履歴が蓄積されているので、何かしらでその情報が漏れる可能性もある。Cloudflare社は無料のプロバイダーが履歴を取れないDNSを提供した。DNSとはDomain Name Serverと言い、インターネット等のサイト名をコンピュータがアクセスできる物理的なアドレスを変換するサーバである。例えば、www.inoasis.netは人が見て分かり易い名前で実際は123.45.67.89と言う物理アドレスにDNSで変換されコンピュータのこのアドレスを使ってアクセスする。
MacやiPhone等にCloudFlareのDNSサーバアドレスを設定すれば、だれもWebアクセスの状況を参照する事は出来なくなる。CloudflareのDNSはアクセスの内容をディスクには書かず、また24時間で全ての履歴を消す様になっている。またCloudFlare社はDNSの参照時間が一般のDNSに比べ5分の1の早くアドレス変換ができると言っている。
しかし、DNSの特性上、完全にWebアクセス情報がプロテクトされるのではなくプロバイダーは別な方法でアクセスの情報をモニターする事は可能である。
DNSによる履歴の蓄積や処理速度を上げたいのであればCloudflare社のDNSに設定できる。方法は
- iPhoneやiPadでは設定->WiFi->WiFi名->DNS設定へ行き、マニュアルをタップ、DNSサーバ欄のサーバ追加をタップし、アドレスを1.1.1.1と1.0.0.1を追加する。2つ設定するのは最初のサーバがトラブルになった場合の代替サーバをしている。
- Macに関してはシステム設定->ネットワーク->アドバンス->DNSのタブを選びiPhoneと同様に設定する。
- AirMacを使用しているのであれば、AirMacユーティリティを起動し、設定の編集をクリック->インターネットのタブを選び、DNSサーバのアドレスを設定する。
ソース:Engadget