6月15日からApple製品以外のアプリケーションがicloudにサインインする場合に専用のパスワードが必要となる。ユーザに強固なセキュリティを提供する為にAppleはアプリケーション専用のパスワードを要求する。これは、Outlook, Thunderbirdなど他のアプリケーションがiCloudのコンタクト、カレンダー、メールなどをアクセスする場合である。この設定を期日までに設定しない場合は、他のアプリケーションはiCloudをアクセス出来なくなる。
AppleはiCloudユーザにこの変更内容のメールを送ると発表している。iCloudのメール、コンタクト、カレンダーをアクセスするアプリを利用してない場合は影響ない、またApple APIを用いてiCloudをアクセスしているApp Storeのアプリケーションも必要ない。このパスワードはiCloudユーザのパスワードとは別に設定する事によりセキュリティを高めている。パスワードは自動的にランダムに育成されて提供される。
このパスワードを利用する為には、最初にiCloudの2段階認証設定を有効にする必要がある。その設定後に
- iCloudにログイン
- セキュリティ設定の表示のアプリ専用パスワードタイトルの下にあるパスワード生成をクリックする。
- アプリ用パスワードはが表示され、その下に16桁の文字のフィールドが表示される。ただしパスワードは表示されない。これをコピーする。
- アクセスするアプリのiCloudを一度ログアウトし、再度iCloudログインIDと生成されたパススワードを設定(コピーしたものをペースト)する。
パスワードの設定は使用するアプリ毎に生成してそれを利用する必要がある。最大25のアプリ用パスワードを設定できる。
通常、MicroSoftのoutlookの様にApple APIを利用しないでiCloudをアクセスするアプリを利用している人は多くないと思われるので、影響を少ないと思う。
ソース:9to5Mac